嵯峨井氏より以下のお便りをもらいました。
2004年の今頃も熊が下界へ下りてきていろいろとメディアを騒がせました。今年も9月下旬辺りから県内あちこちにて熊が出没で熊被害のニュースが目白押し。
2005年は北國新聞によれば、「ドングリは豊作、クマの出没の恐れは無い」ということで確かに前年よりも被害は少なかったようです。そして医王山ブナ帯でのブナの実はブラブラになっていました。
2006年盛夏、医王山ブナ帯でのフジミドリの乱舞の季節に、「サガイ、ちょっと見てみぃ、今年またブナの実が全然ついていない」、「こりゃ、今年また熊が出るぞー」と、囁かれてまさにその通りで現実のものとなって、今現在大変な事になっています。しかも石川県だけではなく全国的な熊被害の現況です。熊と人間は共棲できるのかと、新聞紙上にも書かれております。
金沢市職員のM氏は、まさにその熊対策の担当者、現在多忙を極めて土曜・日曜も有りません。MRO-TVの夕方のニュースにも取材されて「熊に対する注意事項」をとうとうと述べておられました。現在、降雪までの間はまさにゼフィルス類各種の採卵シーズン、来春の飼育に向けて採卵を勤しんでいるムシヤの方々、どうか十分に熊対策を心掛けて下さい。出来れば今年は山へは入らない。もしくは何人か集団でかつ「熊鈴」は必携です。お節介でした。