百万石蝶談会の嵯峨井氏よりのお便り。
蝶友M氏からの私信によれば「ウラギンヒョウモンの件ですが、あちらこちらの雑誌に、チョロリチョロリと書いてあり、総合すると、DNA分析の結果は、3種になるらしく、和名は、サト、ヤマ、ヒメになるとか。どこでも飛んでいるのは、サトで、従来の学名が適応される」とのこと。
そして引続き、M氏からの私信。
「ウラギン3種について、だいたいの事が解りました。今までは Fabriciana adippe pallescens の1種でしたがこれが、3種に区分されるようです。学名は未定で、私が仮にあてたものです。
- ヤマウラギン Fabriciana niobe
- 全国の高標高地に分布し、サトウラギンと混生する
- サトウラギン Fabriciana adippe pallescens
- 全国の低標高地に分布し、ヤマウラギンと混生する
- ヒメウラギン Fabriciana vorax locuples か Fabriciana adippe locuples
- 限定地域に分布し、タイプ標本は栃木県日光産になっているが、 現在のところ日光からは見つかっていない。
娑婆は最近、DNA分析鑑定に関してはかなりいろいろな分野で取り沙汰されていて、エライこっちゃね、頭の悪いサガイにはついていかれへん。いちいち種の同定にDNA分析を、???? そんな事やってられませんよね。