百万石蝶談会の嵯峨井氏からのお便り。
「日本産蝶類標準図鑑」と銘打って2006年8月に新規に発刊されました。定価税込み7350円也。学習研究社刊。早速サガイも購入して手にして読みました。
ある書評では、 この図鑑は、故・白水隆九州大学名誉教授が生前に企画されたものである。 白水隆先生は生前、多くの文献を集められ、またプロの研究者・アマチュアの愛 好家を問わず、多くの人達から情報を集められて、書き留められていた・・・・
以下後略ということで、かくいうサガイも過去に同好会会誌等に投稿した原稿に関して、 この白水博士より何回か直接にハガキ等でご指摘やご指導を賜り、何とマメな先 生なのか、と感銘を受けた覚えがあります。 「日本のチョウ愛好家・研究家は、すべて白水先生の弟子といっても過言ではな い」、「そしてこの図鑑を通じて、改めて、そして新たにチョウに興味を抱き、チョウ を探求する喜びを感じていただくよう切望する。」というのも納得のいく記述であります。
参考:http://kawamo.co.jp/roppon-ashi/sub242.htmなお、過日、M氏らと議論した事のある「ヒメ」「サト」「ヤマ」のウラギンヒョウ モンの扱いについては1種「ウラギンヒョウモン」として解説してありました。 他に目に付いたものは、「エゾスジグロシロ」「スジグロシロ」が「エゾスジグロシロ」「ヤマトスジグロシロ」「スジグロシロ」に細分化、「キチョウ」は「キチョウ」「キタキチョウ」に細分化、「アカシジミ」は「アカシジミ」と「カシワアカシジミ」に、 ざっと斜め読みして、気が付いた点羅列してみました。 既存の通例となっていた、「キタアカシジミ」が「カシワアカシジミ」ですか。 それでは「ミナミアカ」はどうなんだろう、と思ってしまいました。それで「カ シワ」なのかも知れません。頭の悪いサガイには、この分類方法はイマイチ理解出来ません。サガイだけなのかな。