ムシのウンコ染め

百万石蝶談会の嵯峨井氏からのお便り。

実はサガイのカミサンがもう何年も前から、ある「織の工房」にて、40の手習い、あるいは50の手習いか、判りませんがせっせと通っていろいろやっているようです。その工房は最近、虫の「うんこ染め」に大変ご執心で先駆者たる「伊丹市昆虫館」にまで出掛けて見学してくる有様。ある日、家内曰く、「父さん、M氏に頼んで、ナナフシのウンコ捨てずに集めておいてくれ」と頼んでもらえん、ついでに石川県ふれあい昆虫館のH氏にも「オオゴマダラ、ギフチョウのうんこ集めて置いて、と頼んでもらえん」と言われて、「えっ、虫の糞なんか、何するんじゃ」と、サガイには判りませんが、ウンコを使って染物をやるといい色に染め上がるらしいとの事。
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なお、伊丹市昆虫館では、企画展「むしのうんこ」というものを開催したもよう。
会期:平成16年3月3日(水曜)~5月31日(月曜)
場所:伊丹市昆虫館 2階第2展示室
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それで、この話蝶友のM氏、H氏にいろいろ問い合わせたりしてみました。昆虫館のH氏からは、「真偽はわかりませんが、昆虫館職員から、ナナフシのフンでも良い染め物ができるとの話を聞きました。何かで紹介されていたそうです。了解しました。これからは捨てずに保管しておきましょう。との快いご返事を戴きました。M氏からは、「フン染めですか。これは、翔ネタですね。オオゴマダラとギフチョウでは、色が違うのでしょうか。メスアカは、どんな色に染まるのでしょう。赤、黄、それとも緑。ナナフシ、去年から飼ってます。まだ、元気ですが、どれだけ必要なのでしょうか。それと、水につかったものでもいいのでしょうか。水をはった水槽で飼育してるので、フンは水の中に落ちてしまいます・・・・・」とのご返答。その後定期的にM氏からはナナフシのウンコ、H氏からはオオゴマダラ、ギフチョウのウンコガ大量に頂いているようです。いやはや、持つべきものは話の判る友人ですね。さてこの『ウンコ染めの結果』はこの後どうなりますやら。2007年にふれあい昆虫館のイベントとして予定されている、とか家内から聞いています。 あくまで予定は未定で決定にあらず。