ギフチョウ
[アゲハチョウ科]
朝10時過ぎ、気温が上がってくるとカタクリの花の間を活発に飛び回る。雌と思われる。
撮影場所:金沢市
撮影月日:1998.4.4
撮影者 :北川章夫


カタクリのおしべにぶら下がり、花に潜り込むようにして蜜を吸う。
林道によって削られた崖にスミレの花が咲いていて、付近をギフチョウが沢山舞っていた。まだこの時期は、スミレの花が地面にへばりついて咲いているので、ギフチョウも地面に止まったまま頭を突っ込んで蜜を吸っている。ギフチョウの口吻は短いのかもしれない。


時々道端の桜の花にも止まることがある。
午後になったが、気温が低かったためか地表近くを飛んでは、スミレの花で吸蜜している姿を多数見かけた。雄と思われる。


朝9時ごろ、林の中に日が射し込むと1羽がひらひらと舞い始めた。しかし、すぐに枯れ葉の上に止まっては日光浴をする。画像では色がわかりにくいが、雌と思われる。
夕方、西日の当たる山道で木の根にとまって体を温めているところ。雄と思われる。


日の当たる枯れ葉、の上に止まってジットしている雌。雌は首の部分が赤く、胴には毛が生えない。また、交尾後は受胎のうがつけられ、一度しか交尾しない。
地面に止まって日光浴をする雄。まだ羽化したてのようで羽が美しい。


明るい林の中の日の差し込む斜面に移動して撮影。
カタクリの咲く草原の中にジットしゃがんで待っていたら、次々とギフチョウがやってきたが、忙しく花の間を飛びまわるので、撮影のチャンスは多くはない。
