チョウ目(日本)

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カタクリの花を訪れたギフチョウ

ギフチョウ
[アゲハチョウ科]

少し肌寒い4月の朝、かたくりの花が咲き乱れる金沢近郊の丘陵では日溜まりを求めて舞うギフチョウの姿を見ることができます。百万石蝶談会の嵯峨井氏にギフチョウの産地へ連れていってもらい、写真の出来はともかくとして、穏やかな里山の春をのんびり満喫しました。金沢市内にはギフチョウの産地があちこちにあるようですが、近年数が減っているそうなので、撮影場所は秘密です。

撮影場所:金沢市
撮影月日:1998年4月4日11時頃
撮影者 :北川章夫

ギフチョウが現われるのと丁度同じ時期にショウジョウバカマという可愛らしい花を見ることができます。ギフチョウは、主に、スミレ、カタクリ、桜などの花を好むようですが、ショウジョウバカマも訪れます。人の目にはこれらの花はピンク色に見えますが、青色の波長成分に敏感に引き付けられるのだそうです。

ギフチョウの食草、ヒメカンアオイ。葉を破くと薬草の強い芳香がします。

ギフチョウとは関係ないのですが。この時期にニホンカモシカが町の近くにやってきます。山菜を食べにくるのでしょうか。人を恐れる様子もなく、すぐ側までやってきて、じっとこちらを見ています。


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© 1987 A. Kitagawa and A. Sagai